【ニンテンドークラシックミニファミコン】元祖スマブラ!?逆転劇が楽しい多人数対戦ゲームの大傑作!『ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会 』【switch online】

Nintendo Switch onlineで配信されているゲームで、最も面白いゲームは、『ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会(大運動会)』だ!


勝手に断言したが、対戦ゲームとしてこれだけ盛り上がるゲームは、そうそうない。

当時、もうめちゃくちゃやりました。
ファミコンの中のトップ3ベスト3のゲームを挙げろと言われたら間違いなくもう私はランクインさせるアクションゲームである。

『ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会』とは、どんなゲーム?

『ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会(大運動会)』は、テクノスジャパンから1990年10月12日に発売された対戦格闘アクションゲームだ。


1987年に発売されて好評を博した『熱血硬派くにおくん』は、ヤンキー高校生くにお君が活躍する横スクロールアクションゲームである。

テクノスジャパンの源流ともいうべき『熱血硬派くにお君』

その『熱血硬派くにおくん』をよりポップに、よりアクション性を高めて、RPG要素を追加したのが格闘アクションゲーム『ダウンタウン熱血物語』である。

3頭身キャラが非常になめらかに動く『熱血物語』

そして、本作はそんな大人気の『ダウンタウン熱血物語』からのスピンオフ作品という位置づけだ。

くにおくんが主役の熱血シリーズは、初の“三等身くにお君”となる『熱血高校ドッジボール部』と『熱血高校サッカー部』からの3作品目となる。

『ドッジボール』や『サッカー』はそれ自体が」単一のスポーツですぐにゲーム性が理解できるが、『大運動会』とはどんなスポーツか。

『大運動会』 は各チーム(高校)対抗で、「夢見町クロスカントリー」「障害部屋競走」「棒の上の玉割り競争」「勝ち抜き格闘大会」の4つの競技の総合得点を争うというもの。

●「夢見町クロスカントリー」:夢見町の様々なシーンを縦横無尽に走る長距離走で、一番初めにゴールをした人が高得点となる競技。
●「障害部屋競走」:様々な障害物がある部屋を駆け抜ける中距離走で、一番初めに「ゴールした人が高得点となる競技。
●「棒の上の玉割り競争」:2チームが1組となって紅組白組に分かれて、2本の棒の上にあるくす玉を早く割った組が高得点となる競技。
●「勝ち抜き格闘大会」:全員が互いの体力がなくなるまで戦う格闘戦で、体力を残してリングに最後まで残った人が高得点となる競技。

『大運動会』は、このような4つのゲームが入ったお得なゲームで、『ドッジボール部』も『サッカー部』も面白いが、『大運動会』が一番面白い。

ここがイイ!『ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会』のオススメ点

1.スポーツ×格闘が生み出す自由度と戦略性

くにお君のスポーツシリーズは、たんなるスポーツゲームではなく、スポーツゲーム+格闘ゲームというゲーム性だ。

アイテムを投げて相手を執拗に邪魔する

スポーツとして得点を競うが、ヤンキーなので相手を殴って良いというルールなので、様々な攻撃をしかけて相手のプレーを邪魔したり、相手自体を倒すことができる。
『大運動会』も、前作の『ドッジボール部』や『サッカー部』と同じシステムだ。

『大運動会』では、例えば「夢見町クロスカントリー」は長距離走競技であり、一番初めにゴールをした人が高得点だ。なので、脚が早いキャラが有利である

しかし、ゴールにたどり着くまでに相手をすべて倒せば1位ゴールは自分のものなので、相手を倒すことを最優先にすることもできる。となると、格闘に強いキャラが優位だ。

また、相手への攻撃やアイテムを投げることでも得点できるので、とにかくアクションをすることを最優先とできる。なので、脚も格闘が強くないキャラでも得点でみれば、勝機はあるし、いろんな場面で大逆転が可能なのだ。

このように種目とキャラクターの相性を考えながら、どう得点するかを戦略を立てられる自由度の高さが『大運動会』の最大の魅力だ。

『ドッジボール部』は相手を倒すだけ、『サッカー部』は得点するだけがゲームの勝利条件だった。

しかし、『大運動会』は最終的には総合得点が高いチームが勝利となるので、勝利への方法は、相手を倒すことや競技に勝つこと、そして相手や競技と関係なく得点を稼ぐことなど、どれでもいい。

自由度と多様性を獲得し『大運動会』は大幅に進化を遂げているのだ。

2.シンプルな操作性と多彩なアクション

当たり前だが、『大運動会』はファミコンなので、十字キーとA・Bの2つのボタンでキャラを操作することになる。

十字キーの横を2回押せば走り、AボタンとBボタンは攻撃、A+Bボタンでジャンプというシンプルな操作で感覚的に理解しやすい

しかもこれらのボタンの組み合わせだけで、キャラに応じた様々な必殺技が出せるので、初めてプレイした人もすぐにゲームを争うスタートに立つことができる

昨今のゲームは8ボタンが主流であり、どのボタンを押すべきかすぐにはわかりにくく、なれが必要である。
また、格闘ゲームも必殺技を出すには複雑な十字キー操作が必要で、これも練習が必要とされる。
これらを修得しないとゲームにすらならないので、“みそっかす”になってしまう。

その点、『大運動会』はすぐに初見の人もゲームに参加できるので、パーティゲームとしての活用度が高い

しかも、適当に触っているだけで、見た目から強そうな必殺技を出せるので、驚きと達成感を感じることができる。

全員をなぎ倒しているのが、熱血高校副キャプテンすがたの爆弾パンチ

冷峰学園のリーダー、りゅういちの必殺技である『龍尾嵐風脚』は、ジャンプ中にBボタンを押すだけで、周りを巻き込む回転蹴りを繰り出せ、ダウンしている状態から起き上がるタイミングに龍尾嵐風脚を重ねて出されると、ほぼ逃げられず連続ダウンを奪うことができる。

冷峰学園キャプテンりゅういちの龍尾嵐風脚

ここまでくると、達成感を越して全能感すら覚えるが、これが簡単操作でだせるというのが大きい。

例えば大人気アーケード格闘ゲーム『餓狼伝説special』のギース・ハワードの超必殺技のボタン入力は「↙→↘↓↙←↘+B・Cボタン」とかなので、こういう複雑な操作が求められずにプレイできるという意味でも『大運動会』は楽しみやすい。

3.本格的な多人数プレイによるバトルロイヤル

『大運動会』といえば、4人同時プレイだ。

今でこそ多人数プレイは当たり前で、ネット対戦も日常的だが、当時は同時プレイは2人までが基本だった。

同時プレイといえば、ファミコン初の3人同時プレイシューティングゲームの『燃えろツインビー』。

『燃えろツインビー』では、力を合わせてクリア!なんだろうけど、実際はパワーアップアイテムの取り合いが発生し、多人数だとむしろクリアしにくくなるゲームで、3人以上で盛り上がれるゲームは限られている状況だった。

燃えろツインビー。仲間同士のベルの取り合いがイライラさせられる

しかし、『大運動会』は1画面で最大4人同時に対戦ができるというもので、ゲーム内容も4人全員が敵同士で殴りあうという、今でいえば『大乱闘スマッシュブラザーズ』のようなもの。

1989年時点で、ほぼ『スマブラ』の原型が出来てた訳で、そんなの盛り上がらないわけがない。

実際は4人同時プレイをするのに、ほとんど売っていない『マルチタップ』を買わなければいけなかったので、4人同時プレイを楽しんだ人はほぼいないと思われるが、『ジョイカード』などの追加のコントローラーを使って3人同時プレイを楽しんだ人たちは多かったのでは。

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4.特徴的なキャラクター

『大運動会』は、キャラクターがすごく多彩だ。

作品のベースに『ダウンタウン熱血物語』があるからだが、主人公くにおくん率いる熱血高校、くにおのライバルであるりきが率いる花園高校、各高校の実力者をあつめた連合チーム、そして大会を主催して他の高校をつぶそうと画策している冷峰学園。

事実上、くにお・りきVS冷峰 VS連合という戦いで、さながら『Zガンダム』のティターンズVSエゥーゴVSアクシズのような三つ巴が展開されており、ストーリー背景が熱い

冷峰学園には、同じテクノスジャパンの格闘アクションゲーム『ダブルドラゴン』の主人公ビリー&ジミーをモチーフとしているりゅういちとりゅうじがおり、ダブルドラゴンⅡと同じように龍尾嵐風脚や天殺龍神拳などの必殺技を繰り出すことができる。

『ダブルドラゴンⅡ』のビリーによる龍尾嵐風脚

そのほか、頭突きが強いごうだ、俊足の望月、離れた相手を攻撃できるオーラパンチをもつ
さおとめなど、クロスカントリー向けのキャラや、格闘大会向けのキャラが揃っている。

くにおくんの代名詞であるマッハキックや、りきのマッハパンチも健在だ。

個性が乏しく必殺技もないキャラでも、アイテムで特殊技が使える。

各キャラクターがもつ特徴的な必殺技を駆使して、バトルロイヤルを勝ち抜いていくというのがとても楽しい。

5.ステージごとの目玉と攻略法

「夢見町クロスカントリー」はここが面白い!

『大運動会』はやはり、このクロスカントリーが熱い。

お茶の間を駆け抜け、屋根の上まで登って、水中を潜ってゴールまで走り切る。

映画でいえば『フォレストガンプ』も同様だが、このようにいろんなエリアを駆け巡るのは、いろんな場面を見られてそれだけで面白い。

プレステの『トマランナー』などは、このクロスカントリーだけで1本のゲームにした感じだ。今でいえば、『ミラーズエッジ』なんかがこの系譜にあるゲームといえよう。

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しかし、そこは『くにおくん』シリーズなので、ただ走るのではなく、自分よりも先に走ってる相手に木刀や鉄アレイを投げたり、壁を登っている相手にジャンプキックをおみまいして、相手を邪魔することができる。

逆に、邪魔しようと待ち構えている相手を殴ってダウンさせ、その隙に次のエリアへ逃げるのも爽快である。

クロスカントリーで特に熱いのが水中エリアで、定番の殺し合いエリアとなっている。

水中に入ったら足の速さは無関係。みんな同じ程度の泳ぎの速さなので、スピード勝負ではなくなる代わりに、武器がめちゃめちゃ強い

というのも、水中では殴る・蹴る・アイテムを投げるができなくなるので、武器が唯一の攻撃法となるからだ。

武器で2回殴られると気絶して水中へと沈んでいくが、起き上がりざまに再び武器で殴られるおそれがある。
下手をすると、一回沈められたら二度と復帰できずに殴られ続け、ハメられる。

殺し合いの場となる水中エリア

どれだけ足の速いもちづきでも、水中で鉄アレイなどで殴られて一度捕まった日には、もうここからボコボコだ。

そのため、気絶から上手く回復し、相手の武器をかいくぐって逃げられるかの攻防が非常に熱いのだ。

だから、この水中に入る前に武器を持たずに丸腰で入ってしまうと、これがもう半分は死亡フラグで、水中エリアまでにいかにこの鉄アレイや木刀などの武器アイテムを持てるかが重要となる。

「障害部屋競走」はここが面白い!

内容はほとんどクロスカントリーと同じだが、各エリアは1画面と短くなり、スクロールがないためにコースアウトがなくなっている。

また、エリアが短い代わりに、エリア内に仕掛けがあり、仕掛けを潜り抜けて制限時間内に次のエリアにいかないと失格となる。

飛び出す巨大な手に押されて川に落ちる仕掛け部屋

そのため、障害部屋競走では、いかに制限時間いっぱいまで相手を邪魔しつづけるかがポイントとなってくる。

そこには、障害物のクリアに専念している相手にメリケンサックなどをぶつけて落とすという意地の悪い楽しさがある。

登らせない妨害と登りきるスリルが錯綜する

「勝ち抜き格闘大会」はここが面白い!

『大運動会』といえば、なんといっても格闘大会だ。

冷峰学園こばやしのマッハ地チョップ

キャラごとに特性のある必殺技や特技で相手の体力を削りきって倒すのは格闘ゲームの基本的な楽しさ。
加えて「勝ち抜き格闘大会」では、リング外に落とすことでも勝利できる。

そのため、乱戦となっているところに後から必殺技で突っ込んで、全員をリング外に落として大逆転することもできる。

この最後まで展開がわからないヒリヒリした戦いと逆転性が、『大運動会』ならではの他の格闘ゲームにない最大の面白さだといえる。

また、『大運動会』では試合回数を選択できるが、最低でも3試合はあり、試合後にキャラの体力は全回復しないので、試合に出すキャラのローテーションを考える必要がある

そのため、どこでエース級のキャラを投入するか、また、キャラ同士の有利不利の相性についも考える必要があり、戦略を求められる。

相手が出すキャラをみてから自分のキャラを決めて対策する

例えば最強クラスのキャラであるりゅういち・りゅうじをいかに封じるか。
そのために一時的に残りのチームで共同線を張ってもよいし、自分のエースキャラの体力回復を優先し、あえて弱い捨てキャラをぶつけて、地道に体力を削りにいってもよい。

また、例えば、棒術スペシャルをもつごだいと、マッハたたきをもつはやさかの組み合わせでは、木刀の有無が勝敗を分けるため、4人全員で木刀の争奪戦がはじまる。

木刀を奪って必殺技で圧倒したいごだい・はやさかと、それを阻止するためにリング外に木刀を棄てたい他のキャラの攻防は、さながらアークを奪い合う『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』であり、指輪を奪い合う『ロード・オブ・ザリング』、最近でいえば、聖杯を奪い合う『Fate/stay night』を彷彿とさせる熱い展開だ。

いま、どのキャラを出すのかによって展開が変わるカードゲームのような戦略性も合わせて持っており、複数キャラを特徴に応じて使っていく必要があるので、単なる1キャラを選んで勝ち抜く一般的な格闘ゲームよりも飽きがこない作りになっている。

相手が出すキャラをみてから自分のキャラを決めて対策する

のちに『熱血格闘伝説』としてスピンオフされるほど、格闘大会はゲームとして完成されており、『大運動会』の人気の7割くらいは格闘大会の面白さといっていい。

『ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会』のここが残念!?

1.強すぎる冷峰学園

冷峰学園のリーダーであり、前作『ダウンタウン熱血物語』のラスボスであるりゅういち・りゅうじは、必殺技も2つもあり、体力が高くて最強級のキャラ。

しかし、龍尾嵐風脚は、タイミング次第で飛び蹴りや鉄アレイやメリケンサックを投げつけることで潰したり、指輪による人間魚雷やごうだの頭突きなどで着地時に返り討ちにしてたりと、なんとか対策があるので、絶望的といいう訳ではない。

しかしながら、冷峰 学園には冷峰四天王のもちづき・こばやしがいて、いずれも基礎能力値が高く、こばやしに至っては、くにお・りきクラスの必殺技まっはちょっぷをもつ。

なので、冷峰学園はチームの選手層が非常に厚く、他のチームとは圧倒的な差がある

冷峰学園は勝って当然なので、まわりは冷ややか

友達とやるときは冷峰学園が強すぎるので使用禁止。
もしく下手な人向けの救済措置みたいな感じで使われることが多くて、ちょっとした接待プレイ用のチームといえる。

とはいえ、それだからこそ対冷峰学園が燃えるという長所にもなり、全体的なバランス調整が絶妙だからこそ『大運動会』が傑作足りえている

上級者に冷峰学園を使われたらどうしようもないので、欲を言えば、冷峰学園が苦手とする競技種目があってもよかったかもしれない。

2.地味すぎる「棒の上の玉割り競争」

玉割り競争は、はっきりいえば箸休め的な競技で、すごく地味である。

パンチ力が弱いとくす玉がまったく割れない

玉もすぐに割れるし、攻撃からダウンまでの1循環が長いために相手に与えるダメージも少なく、ここでは大きく得点差が開くことはない。

なので、ほとんど次の格闘大会に向けての体力温存&相手の体力削りくらいの意味しかない。

すごく悪い競技という訳ではないしが、ゲームとしてもう少しなんとかならなかったものか。

移植多数&今なお新作が出る『大運動会』は絶対にオススメ!

以上に『大運動会』の魅力を長々と語ったが、それだけ『大運動会』は面白い。

『大運動会』はゲームボーイやPCエンジンなどの当時の別ハードに移植され、DSやWiiなどでのアーカイブされるレトロゲームとして定番となっている。

また、現行ハードであるPS4やswitchにまで移植され、新作『ダウンタウン乱闘行進曲マッハ』なども作られていることからも、『大運動会』の面白さが証明されているといえる。

今はゲームは競技としての側面をもち、eスポーツの大会なども開かれているが、個人的には『大運動会』こそeスポーツの種目に相応しいゲームではないか。

1人でやっても当然楽しいが、2~3人でゲームをやるなら、間違いなく『大運動会』がオススメだ。

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