【ファミコン】忍者龍剣伝×スナッチャー!?隠れた名作アクション『ガンデック』【switch online】

知る人ぞ知る名作『ガンデック』が配信開始!

ファミコンの名作がプレイできるnintendo switch onlineに2020年7月から、あの『ガンデック(GUN-DEC)』が追加配信されました!

いや、めちゃくちゃ懐かしいですね、『ガンデック』は。

派手さもない通好みのゲームなので、まさか2020年に『ガンデック』が再び日の目を見るとは。

しかし、『ガンデック』は今でも十分遊ぶに足る名作ゲームである。

『ガンデック(GUN-DEC)』はどんなゲーム?

『ガンデック(GUN-DEC)』は、1991年4月にファミコンで発売されたSFハードボイルド・アクションゲームだ。

美麗なグラフィックでおくる絶妙なアクションゲーム『ガンデック』

ファミコン晩期となる1991年=スーパーファミコン発売の年の前半に発売されているため、ファミコンを卒業している人も多かったんじゃないでしょうか。

しかも1991年前半は、あの『ストリートファイターⅡ(ストⅡ)』がゲームセンターで稼働しはじめていたため、当時は私自身も『ストⅡ』に夢中で、『ガンデック』はほとんどノーマークのゲームだった。

しかし、たまたまゲーム好きの友人から教えられて『ガンデック』をプレイしたが、とても衝撃を覚えた記憶がある。
当時『ガンデック』をプレイしていない人も多いと思われるので、『ガンデック』について紹介していきたい。

さて、『ガンデック』のゲーム自体は、ライフ制の横スクロールアクションで、主人公ハートがライトセーバー、ガン、ボムの3つの武器を駆使しながらステージを駆け抜け、ボスを倒していくというもの。

ただの横スクロールアクションではなく、ストーリーに合わせてカーチェイスあり、3Dシューティングありと、様々なステージをクリアしていく。

ここがイイ!『ガンデック(GUN-DEC)』をオススメする点

1.絶妙な難易度と爽快感をもつアクション

●ステージに合わせた武器選択による戦略性
『ガンデック』の楽しさの一つは、操作性の良さと達成感を感じられるゲームバランスにある。

ジャンプや攻撃アクションがもっさりせずにキビキビしており、コントロール感がある。

ファミコンのゲームは有象無象のメーカーが参入しているので、ある意味当たり前と思えるような自機操作すら変なゲームも多いなか、キャラが思い通りに動かせるというのは、操作していて楽しい。

屈みダッシュのアクションでは無数の敵を潜り抜ける疾走感も。

また、攻撃にも戦略性があって、素早い敵や上方から襲ってくる敵にはライトセーバー、遠くから攻撃してくる敵にはガン、爆風で複数の敵にダメージを与えたい場合はボムなど、ステージの敵配置の状況に応じてセレクトボタンで3つの武器を切り替えて上手く使い分ける必要があり、この使い分けが楽しいのだ。

ジャンプ中に敵をすばやく倒さないと、敵にぶつかり穴に落ちて即死する。こんな場面ではライトセーバーが最適な武器だ。

アクションの操作性だけでなく、グラフィックの書き込み具合や、多重スクロールする背景と、何かのゲームに似てるなと思った人も多いかと思う。

そう、テクモの大傑作アクションゲーム『忍者龍剣伝』だ。

即死の穴をジャンプで飛び越えようとすると鳥がぶつかってくることで有名な『忍者龍剣伝』

というのも偶然の一致とかパクりではなくて、『ガンデック』を開発しているメーカーのエイコムは、『忍者龍剣伝』を作ったテクモの元社員が作った会社なのだ。

PCエンジンの名作アクションゲーム『魔境伝説』も手がけているので、アクションの評価には折紙つきだ。

●ボスの動きを読み切っての攻略の気持ちよさ
ステージ最後にいるボスだが、このボス戦も非常に中毒性がある

ボスは攻撃力が高いので、攻撃を食らいながらの単なる力押しではクリアは不可能

ボス戦も有効な武器を駆使しながら、動きのパターンを覚えて攻撃する必要があり、しっかり対策すれば、きちんと倒すことができる。

ジャンプでボスを飛び越えつつ後方にガンを撃ち、追っかけて飛んでくるボスにダメージを与える。

こういうところも『忍者龍剣伝』や『ロックマン』と同様、名作アクションゲームの楽しさといえる。

ステージもボスも、攻略する難易度は少し難しい程度と絶妙なバランスで、コンテニューも無制限にできる。

何度か死んでパターンを覚えることで、何度かプレイすればステージやボスの攻略法を見極めることができ、クリアできた時の達成感、”攻略した感”が気持ちいい

ボスの前には体力回復アイテム(肉)を持つ敵が配置されがちなのも、配慮が行き届いている。いわばツンデレである。

●飽きさせない複数のゲーム構成
『ガンデック』は横スクロールアクションが基本だが、ステージによってはカーチェイスゲームだったり、本格的な3D風シューティングだったりとジャンルの違うゲームが織り交ぜられている

3D風シューティングも、ライン移動で画面奥から迫ってくる敵をガンで倒すという、当時流行った『オペレーションウルフ』のエッセンスを上手く取り入れた内容。

複数のゲームジャンルを織り交ぜる構成は、コナミの『マッドシティ』を彷彿とさせる内容となっている。

『マッド・シティ』の3D風シューティング

『ガンデック』の3D風シューティング。こちらの方が難しい。

3D風シューティングでは弾切れから弾を拾いつつ、ボムで敵を一網打尽にするというカタルシスのあるもので、非常にスリルがあり、ミニゲームの域を超えたかなり完成度の高いゲームとなっている。

2.これまでのゲームにはないハードなストーリー

●映画のような非常にカッコいい演出
『ガンデック』といえば、特徴的な演出である。

ゲーム開始直後に展開される意味深なストーリー。

プロローグからのいきなりカーチェイスで、どんなゲームが始まるんだと期待が高まる。

『ロードファイター』っぽいが、車からミサイルを撃って敵を倒すシューティングゲームになっている。

カーチェイスを終えてからのシネマティックな演出。主人公のハートが渋い。

カーチェイス後からの真のタイトルという痺れる演出。

こんなアバンタイトルが導入されているのは『ファイナルファンタジー』以来ではないだろうか!?

染みる名セリフ。ハードで切ない展開も。

このように『ガンデック』はステージが終わるごとに、シネマティックな演出によるストーリーテリングが入り、すごく話に引き込まれて、続きが気になってついつい次のステージも進めてしまう。

前述のように、エイコム=テクモ系と考えると、シネマティックな演出も納得だ。

●本格的なサイバーパンクSFハードボイルド
『ガンデック』といえば、骨太で衝撃的なストーリーである。
小学生だった私は『ガンデック』のストーリーにとても驚かされた。

『ガンデック』は、特殊警察がというその設定をみれば一目瞭然のように、サイバーパンクSF映画の金字塔である『ブレードランナー』にインスパイアされていることがわかる。

『ブレードランナー』にインスパイアされたゲームとしては、ADVの名作『スナッチャー』、アニメとしては『攻殻機動隊』などが最も有名だろう。

『ガンデック』もその系譜にあり、当然『ガンデック』のストーリーも単純な勧善懲悪、正義が悪を倒すという話ではないものとなっている。

最近の映画でいえば、ネットフリックスで放映されている『オルタードカーボン』なども『ブレードランナー』チルドレンといえる作品だろうが、こういった勧善懲悪でない物語、生命倫理にかかわる物語というのは、非常に興味をそそられるテーマだ。

ネタバレになるので詳細には書かないが、『ガンデック』の主人公も事件を追っていくうちに、主人公自身にかかわる驚きの展開を迎える。

敵の目的も、世界征服とかいうわかりやすいものではない。

驚きの展開とはいえ、『ブレードランナー』や『攻殻機動隊』などもそうだが、ある意味サイバーパンクの定番テーマであり、ベタといえばベタな展開だ。

しかし、そのテーマをファミコンに持ってきながらも、『火の鳥(異形編)』や『トータルリコール』を思わせる要素を上手くミックスしている。

『ガンデック』と同じようなファミコンのSFアクションゲームに『ストリートファイター2010』がある。

こちらは『ガンデック』の前年となる1990年に発売されているが、どちらもあまり有名ではない隠れた名作アクションであり、個人的にはすごく好きな作品だ。

『ガンデック』のここが残念!?

今一歩な音楽と、よくも悪く満載なB級テイスト感

『ガンデック』が隠れた名作に留まってしまったのは、惜しむらくは『忍者龍剣伝』や『ロックマン』シリーズに比べて、音楽が今一つなところだろう。

決して音楽が悪いわけではなく、世界観にあったハードな曲調だが、『忍者龍剣伝』の「鮮烈のリュウ」や『ロックマン』の“おっくせんまん”のような華がある曲がない

また、キャラクターも主人公だけが強烈で、絵柄が濃く、B級っぽさが否めない点も幅広い層に受けなかった理由の一つではなかったか。
もう少し女の子も可愛ければ、『忍者龍剣伝』と並ぶ人気が出たのかもしれない。

しかしながら、『ガンデック』は総じて、グラフィックのキレイさ、アクションのバランス感、ストーリーとどれも一級品であり、横スクロールアクションの見本のようなゲームといえる。

プレイ時間も2時間くらいでサクッとクリアできるため、アクションゲームがやりたい&短編小説を読むように一つの物語を消化したいと考えている人には、ぜひ『ガンデック』をプレイしてほしい。今ならswitch onlineでプレイできる!

『ガンデック』の攻略法

●裏技:ステージセレクト

・1コンのAボタンを押しながら電源を入れ、2コンのAボタンかBボタンを押すとステージセレクトができる。

●ラスボスの攻略

ラスボスはボムを使わないとダメージを与えるのが困難。

しかも、ボス戦で死ぬとボス戦前のステージ初めまで戻されるうえ、ステージ中にボムアイテムがほとんど出ないんで、ボムの弾数を補充できずに絶望する。

しかし、ラスボス戦だけ、ボムの弾数がゼロになっても、Bボタンを何度か押すと弾を2発リロードできる。リロードに時間がかかるものの、0発になった度にでき無限にボムが使えるので、ラスボスではとにかく攻撃を回避して、ボムを当てる機会を狙っていけば、そんなに難しくなく倒すことができる。

発売元/開発:サミー/エイコム、発売年:1991年4月26日
難易度:☆☆☆☆ オススメ度:☆☆☆★

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