おしゃれでコスパ最高のビジネスシャツ『メーカーズシャツ鎌倉のシャツ』

メーカーズシャツ鎌倉のシャツ

ドレスシャツはどのようなものが妥当なのか?

シャツで重要なのは「着心地」「高級感」「シルエット」で、『FRAY(フライ)』や『BARBA(バルバ)』『GUY ROVER(ギローバー)』『LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)』などはこの3点のいずれも高い評価を得ることができるだろう。
しかし、3~4万のシャツを普通とは呼べないため、あくまでスタンダードといえるシャツを考えたい。

ミドルクラスのシャツブランドとしては、『Scented(スキャッティ)』『 FAIRFAX(フェアファクス)』などがあるが、この中で私が愛用しているのが『メーカーズシャツ鎌倉のシャツ』だ。

スキャッティはデザインや柄が派手すぎてスタンダードとはいえず、フェアファクスはやや値段が高い。その点、商品層が厚く、創業以来一貫して4,900円でシャツを提供している鎌倉シャツにはスタンダードと呼ぶに相応しい安定感がある。

『鎌倉シャツ』のどこがいいの?

鎌倉シャツは、綿100%で80双(番手)以上の生地、天然貝のボタン、高い縫製技術のシャツを安価に提供していることが最大の強みであり特徴だ。生地で言えば、同じVANの流れを汲んでいるスキャッティの高級ライン『Conbrio(コンブリオ) 』は80~140双の生地を使用しているが、大体1.5万以上の価格である。これだけで鎌倉シャツのコストパフォーマンスの高さを理解できるだろう。柄の種類も非常に豊富である。

また、高級シャツで使用される高瀬貝のボタンが使われており、安っぽさがない。1万円前後でも平気でプラスチックボタンである場合があるが、この価格帯で標準装備しているのはかなり志が高いディテールだ。

縫製の良さにも定評があり、これは生地の裏側の縫い代が出ないように、生地の両端を互いに内側に折込んだところで縫う巻き伏せ縫いを行っているためで、ほつれたりする経験はほとんどない。しかも鎌倉シャツでは袖が摩耗したら交換(有償)できるのもポイントが高い。

この丈夫さとディテールが5000円以下で提供されているというのはいまだに驚きである。私自身もう10年以上は鎌倉シャツを愛用している。ちなみに掲載している写真は20周年記念で限定生産された200双のシャツ(これも4,900円)で、お客を飽きさせない工夫をしているところも長年使用している理由だ。原価率は約60%だそうで、モノづくりの会社、特にアパレルでは驚異的なコストで、そういう姿勢も応援したくなる要因である。

『鎌倉シャツ』のここが惜しい!

しかし、欠点もある。
鎌倉シャツは胴回りが太くシルエットがややもたつく。襟もBDがあるものの、ほとんどがワイド系ばかり。これらはアメトラのスタイルとして納得できればいいが、人によっては野暮ったく感じるだろう。

また、頑丈ではあるが着心地がとても良いわけではない。決して悪いわけではないが、柔かさや艶っぽさはない。折り目は正しいが、『Finamore(フィナモレ)』などのように襟のロールが綺麗にでてノータイスタイルが様になるような代物ではないことは認識しておく必要があるだろう。

仕方ないことではあるが、生地は作りきり、売切れれば終わりなので、気に入った柄のシャツが購入できないこともしばしばある。

価格を変えないための努力なのだろうが、長年愛用してる身としては、貝ボタンが年々薄くなっているのも気になるところだ。

いろいろ欠点も書き連ねたが、同価格で比肩できるほどのシャツは他にないのは間違いなく、普通の社会人が購入するには最高のシャツの一つだ。

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